本動画では、納税地が足りなくなる失敗事例を紹介します。
よくあるのが、「すべての土地にアパート・マンションを建築してしまい、納税地が無くなってしまった」というパターンです。土地を有効活用したいと言う思いがあるところに、“相続税がゼロになりますよ”などと建築会社のセールスマンに煽られ、空いているすべての土地にアパートを建築し、10数年後の相続時にはアパートは空室だらけ、売却しても借入が返済できない状況となっていた・・・という事例がありました。最後は自宅を売却して相続税を払ったそうですが、そういう方の多くは、ほぼ全額借入でアパートを建ててしまっています。
・事例2
マンション建築の際に別の駐車場(納税地)まで担保に入っていて、納税地が売却できなかった全額借入でマンションを建てた際、銀行に別の土地(相続の時の納税地用として確保していた駐車場)まで担保に入れられていたために、相続時に駐車場を売却できなかったというケースです。この事例の方は、借入の少ない古アパートを売却して相続税を払えましたが、唯一立地が良いアパートを売却したことにより、収入が大きく減ってしまいました。
・事例3
相続対策としてほぼ同時期に4棟の賃貸住宅を建築(自宅敷地にまで建築)したが、20年後にキャッシュフローが回らず、あげく、相続税の納税資金不足になる可能性が高いと思われる
お父様が亡くなった一次相続時、ほとんど相続対策をしていなかったため多くの土地を失った経緯もあり、お父様が亡くなった後、後継者である長女の夫(お婿さん)がセールスマンに勧められるがまま、お義母さんの相続対策として30年一括借り上げでマンション・アパート4棟を、ほぼ同時期に建設したと言う事例です。
あまりの借金の多さを心配した次女様からのご相談でしたが、すでに4棟目の建築が始まっていましたので止めることはできませんでした。
この事例の解説は、『やってはいけない相続対策編』#9の「30年一括借り上げで、借入のしすぎ、相続対策事例の動画がありますので、そちらをご覧ください。
動画URL:https://youtu.be/ytsLNQq8-a0?list=PL4SLxb31faRI5SraOEZ4BycpGMjKA_GQp