2018/04/16

土地を相続したので、アパートを建てて有効活用しようと思っていますが注意点を教えて下さい。【相続対策ch】ゼロから学ぶ土地と相続の問題編#9

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動画URL:https://youtu.be/p5H9mAs-Qs8

 

アパートなど賃貸不動産から入ってくる収入は“不労所得”と言われるようにサラリーマンにとっても憧れの的です。はじめて土地を相続した場合に、まずアパート経営を考える方が少なくありません。今は建築会社が企画から建築、入居者の賃貸管理から建物修繕などの建物管理まで全てサブリースでお任せできるので、正に不労所得が実現できるように思うのでしょう。しかし、現実はそんなに甘いものではありません。首都圏でも2020年以降は人口が減少に転じますが、団塊ジュニア世代が50歳を超える2025年以降は、新規の住宅需要層と言われる20歳~49歳人口は人口の減少スピードをはるかに超える速さで減少していきます。これは人口問題研究所による2015年の首都圏の年齢(5歳)区分別人口構成のグラフですが、このように2040年には20歳~49歳人口は30%以上減少します。この先30年の賃貸市場はこれまでの常識では考えられないくらい厳しく、競争が激しくなるとの前提に立って考える必要があります。サブリースでは家賃下落を防げません。ポイントは立地と家賃下落に耐えられる資金計画(自己資金の多さ)です。『土地があるからアパートを建てよう』ではなく、『この良い立地でこの資金計画(最低でも半分以上の自己資金)なので家賃が30%下がっても、余裕で借入返済できるので建てよう』という発想で考えましょう。

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