サブリース家賃の減額要求(家賃の見直し時期におけるサブリース会社からの借り上げ家賃の値下げ要求)に関しては、かなり昔から良く相談を受ける事案でありましたが、2008年9月のリーマンショックの影響による相場家賃の下落の影響もあってか、その翌年の2009年以降サブリース家賃の減額要求の幅も頻度も大きくなったような気がします。
私は、オーナーに粘り強く交渉する為のアドバイスを行ったり、一緒に交渉に立ち会いオーナーの交渉を援助し、値下げ要求額を大幅圧縮(少なく)する事に成功してきました。あまりにも理不尽なサブリース家賃の大幅減額要求に対しては、徹底的に抵抗するアドバイスを行い、実際に調停となりましたが、結局和解で妥当(要求額の1/4程度)な家賃減額で決着した事案もありました。
そして、2011年夏から始まったとされる某アパート建築請負兼サブリース会社の強烈な大幅家賃減額&解約要求による相談を昨年秋頃から数件受けるようになり、昨年末頃から実際に交渉にも立ち会うようになり、今も多くの某アパートオーナーからの相談を受けています。
某アパート建築請負兼サブリース会社の問題については、先週のブログにも書いたように、既にマスコミでも取り上げられるようになり、あまりにも酷い実態が公表されるようになりました。
このような経緯で、私自身がサブリース問題に深く関わる事となりましたので
今回“サブリース(家賃保証)契約の問題点を考える”というコンテンツを制作しようと思いました。『サブリース問題』に悩むオーナーの一助になれればと思っています。そして、更に同じ仕組み(建築してサブリース)で建築提案がどんどん行われている”サービス付き高齢者向け住宅活用の注意点”についてもコンテンツ化し、問題点を提起し、良くない提案に騙されるオーナーさんを少しでも救っていきたいと思います。